ウラニアさんとあすなろ学院生との交流記録(6)日本語訳

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あすなろ学院生とプラハで活躍するピアニスト・ウラニアさんとの交流をご紹介しています。英語原文と日本語訳文の両方から言葉の壁を越えて伝え合う彼らの思いを感じとってください。

英語原文はこちら→ウラニアさんとあすなろ学院生の交流記録(6)

中学生コースピアノは私にとって大切なものです。うまく弾けると達成感を感じます。ピアノはあなたにとってはどんな存在ですか?(M., 中1)


Ourania 

こんにちは、M。あなたにとってピアノが大切な存在だと知ってとても嬉しいです。素晴らしい!

私にとってピアノは情熱の源であり人生の歩みそのものです。終わりのない道のり、終わりなき想像力の源、そして多くの場合、良き日も悪き日もそばにいてあらゆる方法で私を助けてくれる最良の友です。両親が音楽家だったので文字通り音楽学校の中で育ちました。いつピアノを初めて弾いたのかも覚えていないほどです。いつも側にピアノがあり、それはもう人生の一部です。ずっと両親の音楽学校の中で過ごし、全ての生徒やその親達を知っていて、同い年の子達と庭でずっと遊んでいたいなあと思っていたものです。小さい頃はそんなに練習はしませんでしたが、よくバイオリンの生徒の子たちと簡単な曲を一緒に演奏していた事を思い出します。今思えばそれが私の人生初の室内楽の経験だったのです。それ以来同僚や友人とアイデアを分かち合いながら作って行く室内楽が大好きです。

私にとってのピアノの存在の意義を聞いてくれてありがとう。お陰でピアノが私にとっていかに大きな存在かを紙の上で考えをまとめる良い機会になりました。


  中学生コース 
お返事ありがとうございます。とても興味深く読ませていただきました。
私の場合、5歳の頃に母がピアノの先生を見つけてくれたのがきっかけでした。当時どんな風に私が感じていたのか覚えていないのですが、母曰く、とても楽しそうにピアノを弾いていたそうです。私は父の仕事の関係で3年間シンガポールに住んでいたのですが、幸運にもあちらでも先生についてピアノのレッスンを続ける事が出来ました。今年日本に帰って来て、今は中学生です。学校では毎年合唱コンクールがあります。クラスごとに一曲歌うのですが、一人だけがピアノの伴奏をするのです。その伴奏者を選ぶオーディションがあって、今年は私が選ばれたんですよ!とても嬉しかったです。コロナ禍の為、今年は本当にコンクールが開催されるかどうか分からないのですが、それでも一生懸命練習しようと思っています。

最後に、こうしてお話が出来て嬉しかったです。あなたにもう一度お礼を申し上げます。M.

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